さんどＦＥ紋章の謎ＳＳ　その①

2024-12

ＦＥ紋章の謎ＳＳ　その①

絵チャでよくご一緒するＦＥ紋章の謎のカチュア大好きな
カチュアスキーのゼルダさんのために描いた
カチュア絵がそこそこ溜まったので
ちょっと続き物のＳＳ描いてみる事にしました（・３・）

ＦＥ紋章の謎の二次創作です！
はい！分からない人すんません！

※最初に貼った絵が気に入らなかったんで修正しました

オレの名はマチス
マケドニア国ではそこそこ権威のある貴族の息子だ

そんなオレだが最愛の妹レナに説得されて
今では敵軍であるアリティア・アカネイア連合国に寝返っている

愛する妹の説得だから母国マケドニアを裏切った後悔は無いが
たまにマケドニアの友人や親戚を思い出すとアンニョイな気持ちになる

マケドニアの皆どうしてるかなぁ・・・

と思いふけりながら日向ぼっこをしていると
オレと同じ元マケドニア所属のペガサス三姉妹の姿が仲良く歩いてるところが見えた
可憐な美少女三姉妹は何やら楽しそうにおしゃべりをしている

同国出身と言う事もあってオレは彼女達に対して親近感を抱いている
オレは思わず声をかけたさ
『お～い、マドモワゼルゥ～～！オレとにゃんにゃんしましょぉ～～』
と

彼女達はこっちに気付き一瞬オレの顔を見た後
微妙にめんどくさそうな顔をして
またおしゃべり再開した

カチュア【あ～･･･マチスさんか～･･･】
パオラ【聞かなかったフリしましょ】
エスト【マチスさんって変な臭いするから近づきたく無いのよね】
パオラ【本当にレナさんのお兄さんなのかしら･･･？】
カチュア【レナさん可哀想】

そんなボソボソ声が聞こえた
変な臭いってどんな臭いよ！マチスお風呂入ってるもん！
オレはショックを受けた
でも負けない！マチス強い子だもん！
罵られてちょっとゾクッと気持ち良い快感がきたのは内緒だ

今度はシカトされない様に彼女達の目の前に行って

『構って構ってー！ねーねー！マチスと遊んでー！』

と駄々をこねた、まるで無垢な赤子の様に
フッ、オレの名演に彼女達の母性本能はさぞやくすぐられた事だろう
オレはもしかしたら天才なのかもしれない

だが、そんな、オレの、思いを、踏みにじるかのように
彼女達は、汚いモノを、見るような目で、オレを、蔑視した
そんな目で見つめられてちょっとゾクッと気持ち良い快感がきたのは内緒だ

よぅし、こうなったら実力行使だ！
抱きついて押し倒しちゃえば何とかなるだろう！
ゲヘヘヘヘ誰にしようかなぁ～

幼さが残ってロリッけのあるエストちゃんにしようか
真面目でしっかりもののカチュアさんにしようか
清楚で包容力のあるパオラさんにしようか

えぇい面倒だ！三人まとめて押し倒しちゃえ
ヘヘヘ～！ふーっじっこちゃ～ん♪

エスト「わっ！マチスさんが襲ってきた！」
パオラ「何するの！変態」

ドガッ
オレはパオラさんの一発パンチでＫＯされた
カチュア「キャッ！」

丁度倒れ掛かったところに誰かとぶつかった気がした
だがそれを確認する前にオレの意識は飛んだ

　　　～　　　～　　　　～　　　～

パオラ「……ュア！しっかりして！」
エスト「…えさん……大丈夫？」

気が付くとオレは美人姉妹に介抱されていた
彼女達はオレが今まで見たことも無いとても優しい表情をしていた
きっとオレを殴った事に責任を感じたんだろう

エスト「あ、目が覚めたわ！」
パオラ「良かったぁ気が付いて･･･」

フフ、こんなに心配そうな顔して…

パオラさんはオレを愛しむ様な優しい目で口を開き

パオラ「ねぇ”カチュア”、どこも痛い所は無い？」

オレを心配してくれた…嬉しかった
………ん？カチュア？
カチュアさんも怪我をしたのかと思って
オレは当たりを見回したがカチュアさんはどこにも居なかった
その代わりと言っては何だが道端に
ボロ雑巾の様にボロボロなオレことマチスが転がっていた

…あれ？

エスト「何きょろきょろしているの？姉さん」

エストちゃんがオレに向かって姉さんと呼んだ………

………嫌な予感がした
………ごくり…
オレは生唾を飲んだ

よく考えればエストちゃんとパオラさんが
オレを手厚く手当てしてくれるのも
普段なら悲しいけど有り得ない話だった

オレの推測が正しければ…

”いま”のオレの身体は…

下を向き”いま”の自分の身体を確認した

オレはエストちゃんやパオラさんの着てる服と
色違いの青いワンピースの様な服を着ていた

いや、そんな事は些細な問題だった
驚くべきは

ぽよん

オレの胸はたわわに膨らんでいた事だった

『なんじゃこりゃぁぁぁぁ！！！』

そう叫んだオレの声は女の子の声そのものだった