さんど

男「下駄箱に【放課後に学校裏の神社に来てください】
　　って宛名不明の手紙あったけど･･･」

男「これ･･･女の子の字だよなぁ･･･」

男「も、もしかしてこれが幻のラブレターってヤツか？・・・いやいや」

男「大方クラスメイトのあいつかあいつあたりのイタズラだろう･･･うん」

男「でも･･･もしかしたら、もしかするかも･･･」

男「って考えて歩いてる内に神社着いたしー」

男「･･････うおぉ？！お、女の子が境内に居るじゃねーか！？」

男「し、しかもちょっと･･･可愛い･･･いやかなり可愛いかも」

男「ってあの子、オレの部活のバスケの試合によく応援に来る後輩ちゃんじゃないか！」

男「可愛くて実は結構気になってたんだけど･･･まさか！」


女「あ、来てくれたんですね、センパイ」

男「えと･･･まぁ･･･。んーと･･･もしかして君が･･･下駄箱に手紙を･･･？」

女「はい･･･あのセンパイ･･･いきなりでとても失礼ですけど･･･
　　･･･今付き合ってる人とかって居ますか？」

男「いや、今も何も生まれてこのかた、ずっとフリーですよオレ･･･」
　　　　（こ、この質問は！？）

女「よ、良かったぁ･･･あのセンパイ･･･」

男「は、はい？！何でしょう？」（ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ）

女「ずっと前から･･･センパイの事が好きでした！」

男「！！！」　　（ﾄﾞﾄﾞ、ﾄﾞｯｷﾘじゃないよな！？）

女「あの、その、もし良かったら私と付き合って下さい！」

男「も、もちろんさ！よろこんで！」

女「あ、･･････ありがとうございます！･･･嘘みたい･･･
　　憧れのセンパイにOK貰えるなんて･･･嬉しいです･･･」

男　　　（フオオ！憧れられてたぁぁぁ！ｳﾋｮｵｵｵｵ！！）

女「本当に良かった･･･勇気出して告白してみて･･･」

男　　　（やだ、後輩ちゃん可愛い（´д｀*）･･･）

プルルルル・プルルルル

女「あ、センパイ、ごめんなさいっ、今日の告白心配してくれた友達の子から電話が･･･」

男「気にしないで気にしないで出ておあげなさいー」

女「すっすぐ終わりますから！　　　ｶﾞﾁｬ　･･･もぉ～･･･今かけてこないでよぉ･･･」

男「って、おいおいー、フラフラ歩きながら携帯危ないぞ？」

女｢うん！思い切って良かった！･･･やだ、からかわないでよ
　　･･･うん、えへへ、ありがとっ」

男「だから歩き携帯はー･･････ってそこそこ！階段！階段！！！」

女「トモちゃんが応援してくれたお陰だよ～････････････キャッ足が！！！」

男「危ない！！･･･うおぉ！後輩ちゃんに手を差し伸べるも
　　巻き込まれてなんとオレまで転げ落ちたー！｣　（←解説


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ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ　　　ゴチン　　ゴロゴロゴロゴロ
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女「あいててて･･･頭をちょっとばかし強く打ったみたいだぜ･･･」

女「幸いそこまで段差ある階段じゃなかったから大事は無いだろうけど･･･｣

女「まったく･･･歩き携帯は駄目だぞ、後輩ちゃん｣

女「って後輩ちゃん返事無いけど大丈夫かい？･･････う？あれ？･･･え？｣

女「！！？？」






女「ど、どうなってるんだコレェェェ？！」